安全な銃の取り扱いについて

(銃口管理)
 
 
 
 
 
 
 
1 銃の危険性と取り扱い

 (1) 銃に対する危険認識

 改めて述べるまでもありませんが、銃は殺傷能力の高い「武器」です。
 
ところが、我が国では法律により銃器類の一般所持が禁止されているため、
 
これらについての危険認識が極めて低いと言えます。ここでいう危険認識とは、
 
「銃は危ない」といった漠然とした認識ではなく、銃の取り扱いに関する知識に基づいた
 
「・・・をしたら危ない」「あの銃は・・・だから危ない」といった具体的なものです。
 
 これは、残念ながら一般の人よりも銃器に詳しいサバイバル・ゲーマーにも当てはまります。
 
日本国内における常識では、銃器の形状をした物(モデルガンやエアガン)をみても
 
普通はおもちゃだと判断され、人に銃口を向けただけでは罪に問われないでしょう
 
(模造銃所持の軽犯罪法違反を除く)。
 
ところが、同様のことを米国等の海外で行えば、たとえ「おもちゃ」でも警告なしに、
 
いきなり射殺されることもあるのです。


      


(2) 銃を持つということ

 我々は銃が好きである。だって好きなんだもん、しょうがないじゃない。
 
理由は様々でも、共通するのは銃を撃ちたいという気持ちでしょう。
 
サバイバル・ゲームでは、誰もが銃を持ち(ルールを守れば)撃ちまくる権利があります。
 
では、この権利を得たと同時に科せられた、果たさなければならない義務があることを、
 
あなたは考えたことがあるでしょうか?
 
 銃を手に取った時、原理的、必然的に発生した義務とは、「銃を安全に取り扱う」ということです。
 
当たり前すぎて今更深く考えないため、徹底して安全管理を行っているゲーマーは意外と少ないのです。


 
 
 
 
 
 
 

ではここで、ひとつ質問をします。ちょっと想像してください。

 
 
 
 

あなたはゲームで、電光石火の神速と鬼神の如き猛攻により大車輪の活躍をして、
拍手喝采を浴びつつセーフティ・エリアに帰ってきました。\(^○^)/


今、あなたが手に持っている銃は・・・


 
 
 
@ 弾倉(マガジン)が装着されているか(いないか)。

A 薬室(チャンバー)に弾があるか(ないか)。

B 安全装置(セーフティ・レバー)はどの位置か。

C 現在、銃口はどこに向いているか。

D 引き金に指が触れているか(いないか)。


 
 
 
 
 
以上について、即答できた方は銃の状態について常に意識しており、暴発事故等は起こさないでしょう。

しかし、一つでも答えにつまった方は暴発等の事故を起こしやすい条件を備えていると言えます。
 

実例として、銃社会の米国においても銃の取り扱いに起因する暴発事故は後を絶たず、
 
米軍といえども湾岸戦争では、それまで久しく戦争が無かったため兵士の練度が低下しており、
 
暴発事故及び友軍相撃が多発しています。
 
 
 
 
          
 
 
 
 (3) 銃を持つ者の義務
 
  先ほど上げた事項は、銃の安全な取り扱いにおいて特に重要なポイントであり、
 
銃を持つ者は絶えず意識しているべき事項です。
 
 しかし、これを実践するには、知識だけではなく
 
無意識に銃の状態を把握できるようになるまで訓練せねばなりません。
 
 
 
「たかがエアガンじゃん、訓練って・・・」と思ったあなた!
 
 
そう、あなたです!
 
 
 
エアガンでも失明等の傷害や器物破損は十分起こりえます。
 
 
つまり、実銃もエアガンも、安全な取り扱いに関してはなんら変わらないのです。
 
 
 
 
 
 
 
2 銃を安全に取り扱うポイント
 
 以下に示す方法は、米軍をはじめ世界中の軍隊で一般的に行われているものです。
 
国や組織によって細部が異なりますが、原理原則は同じですので研究してみるのも面白いですね。
 
 
(1) 全ての銃は装填済みとして扱う
 
 銃に弾が装填されているかどうかは、外見からは判断できません。
 
弾倉(マガジン)が外されていても、薬室(チャンバー)内に1発残っているかもしれません。
 
一切の例外なく、全ての銃を装填済みとして扱いましょう。
 
 実銃の場合、装弾の有無に関わらず銃口を向ける(向けられる)事は
 
殺意を向ける(向けられる)事に等しいのです。
 
これは、エアガンにおいても同じではないでしょうか。
 
本人に意識が無くとも、万一暴発すれば事故になるのです。
 
 
 
 
(2) 銃の状態を常に把握する
 
 自己の管理する銃は、絶えず意識し状態を把握することが大切です。
 
銃の状態が把握できていれば、不用意に引き金を引いたり
 
安全装置を掛け忘れる等のミスを防ぐことができるからです。
 
  銃を手にした時、置く時、装填(弾を込める)及び安全化(弾を抜く)等を行う際は、
 
周囲の人に分かるように呼称しながら確認動作を行いましょう。
 
 「私の持っている銃は安全な状態です」と周囲にアピールすることが必要です。
 
 
  ア 安全装置の位置「安全よし!」
 
  イ 装填の有無(薬室内の弾の有無)「薬室よし!」
 
  ウ 弾倉の有無「弾倉よし!」
 
 
(3) レーザー・ルール
 
  レーザー・ルールとは、銃口からレーザービームが出ていると仮定し、
 
そのレーザーに触れることは死亡を意味するというものです。
 
レーザーは発射された弾丸の軌跡を表しています。
 
つまり弾道を表現しているレーザーの延長線上にあるものは、その時点で暴発すれば被弾します。
 
このレーザーを、いつ如何なる場合であっても人(自分を含む)に向けてはいけません。
 
銃を取り出してからしまうまで、全員が完全に励行しなければなりません。
 
 
  ア 銃口の向きを絶えず意識する

    銃を携行している間は常に銃口の向きを意識し、レーザー・ルールを守る。

  イ 他者が横切る場合

    自分の銃口の前を他者が横切る場合は、制止するか銃口を避けてやりレーザー・ルールを守る。

  ウ レーザー・ルールは自分も含む

    レーザーを自分の足や手に当てたり、銃口をのぞき込む等はしない。
 
 
  
 
 
 
(4) 引金に指を掛けない
 
  弾の装填に関わらず、引き金に指を掛けてはいけません。
 
引金に指を掛けるという行為は、明確な射撃意志を表しており射撃を決意した時に初めて行うことです。
 
普段から意識せずに引金に指を掛けていると、ちょっとしたきっかけで引金を引いてしまったり、
 
弾が無いと思いこんで暴発させてしまいます。
 
射撃姿勢をとって(構えた)も、射撃を決意するまで引金をさわらない様にしましょう。
 
 指は、まっすぐに伸ばし引金上部のフレームに付けます。
 
 
 
 
 
3 具体的な取扱い要領
 
 銃を安全に取り扱う具体的方法は以下の通りです。
 
全ての動作は呼称しながら行いましょう。
 
 
 
「面倒くさいなぁ」と思ったあなた!
 
 本物の軍隊では、これらは日常的に行われていることであり、世界常識なんです。
 
 
 
 
 ア 銃を手に取った時
 
   最初に銃の状態を把握し、勘違いによる暴発を防ぐために確認します。
 
  (ア) 安全装置(セーフティ・レバー)が掛かっていることを、呼称しながら確認する。
 
    「安全よし!」
 
  (イ) 薬室内を確認できる銃であれば、弾薬が無いことを呼称しながら確認する。
 
    「薬室よし!」
 
  (ウ) 弾倉が装着されていないことを、呼称しながら確認する。
 
    「弾倉よし!」
 
 
 イ フィールド・イン(弾の装填)
 
   フィールド内に入り、集合場所に集まってから装填を行いましょう。
 
  (ア) 安全装置(セーフティ・レバー)が掛かっていることを、呼称しながら確認する。
 
   「安全よし!」
 
  (イ) 薬室内を確認できる銃であれば、異物が無いことを呼称しながら確認する。
 
   「薬室よし!」
 
  (ウ) 弾倉を取り出し、使用可能(給弾済み)であることを呼称しながら確認する。
 
   「弾倉よし!」
 
  (エ) 弾倉を装着し、銃口が安全な方向(真下等の人のいない方向)を向いていることを確認した後、
   
   呼称しながら装填する。  
 
   「銃線よし!装填!」
 
  (オ) 安全装置を外す時期は、実銃であれば交戦してからですが、

   ゲームにおいてはゲーム・スタートと同時でよいでしょう。
 
    やっぱり呼称しましょう。
 
   「安全解除!」
 
 
ウ フィールド・アウト(ヒット後やゲーム終了時)
 
   ヒットされたら、すぐに銃を安全化しましょう。
 
  フィールドから退場する前に、確実に安全化しなければなりません。
 
  (ア) 安全装置(セーフティ・レバー)を呼称しながら掛ける。
 
    「安全よし!」
 
  (イ) 弾倉を、呼称しながら抜き取ります。
 
    「弾倉よし!」
 
  (ウ) 周囲にゲーム中の人がいない所へ移動した後、

   銃口を安全な方向へ向けて大声で呼称してから1〜2発空撃ちする。
   
   (薬室内の残弾を排除する)(排弾器があればそこへ発射)
 
    「空撃ちします!」
 
  (エ) レーザー・ルールを守って帰ってきましょう。
 
 
 エ 銃を置く時
 
  (ア) 安全装置(セーフティ・レバー)が掛かっていることを、呼称しながら確認する。
 
   「安全よし!」
 
  (イ) 薬室内を確認できる銃であれば、弾薬が無いことを呼称しながら確認する。
 
   「薬室よし!」
 
  (ウ) 弾倉が装着されていないことを、呼称しながら確認する。
 
   「弾倉よし!」
 
  (エ) 銃口を安全な方向(フィールド方向や車内等)に向け、呼称しながら置く。
 
   「銃線よし!」
 
 
 
 
 
4 最後に
 
  世界では、銃を取り扱う者の常識として、故意か過失か、装弾の有無にかかわらず、

他人に銃口を向けられたら射殺する権利が生じます。

銃口を向けること、引き金に指をかけることは明確な殺意の表現であるからです。

自動車を運転するには、安全運転の知識と技術を身につけることが義務(免許制度)であるように、

「銃の安全な取扱い」は銃を取扱う者として最低限習得すべき能力であり、また義務でもあるのです。 
 
 
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